カテゴリー: 未分類

  • ワールドカップ

    W杯の「三笘の1ミリ」も凄いけど、テナガザルの「イトウの9ミリ」はもっと凄かった話

    世間はワールドカップの話題でもちきりですね。

    サッカーの歴史に残るミリ単位のドラマといえば、やっぱり日本中が熱狂した「三笘の1ミリ」。
    ライン際、1ミリ残っていたかどうかで勝敗が変わる。あの諦めない執念には本当にシビれました。

    ……が。

    私の中で「ミリ単位の奇跡」と言ったら、どうしても外せないニュースがあるんです。

    それは、サッカーではなく、長崎の動物園で起きたテナガザルの「イトウの9ミリ」事件。

    数年前、九十九島動植物園森きららで、完全な一人暮らし(単独飼育)をしていたメスのテナガザル「モモ」が、ある日突然赤ちゃんを産んだんです。

    オスとは一切接触できない部屋だったのに、なぜ?
    園内は一時「マリア・ライト(処女懐胎)か!?」と大騒ぎ。不倫調査さながらに京都大学へDNA鑑定を依頼する事態になりました。

    その結果、判明した父親が、隣の部屋のダンディなオス「イトウ」(当時34歳)。

    いや、でもおかしい。
    二人の部屋を遮っていたのは、頑丈な金属製の仕切り板です。
    絶対に触れ合えないはずの壁。

    園が執念で調べ上げた結果、とんでもない事実が発覚しました。
    仕切り板に、中の様子を覗くための小さな穴がいくつか開いていたんです。

    その穴の直径、なんとわずか「9ミリ」。

    そう、イトウとモモは、お互いの顔すらよく見えない、たった9ミリの穴を通して愛を育み、見事に命を繋いでいたんです……!
    これ、冗談抜きで当時CNNとか海外メディアでも大々的に報じられて、世界中の科学者をハゲ頭にさせるレベルの衝撃を与えました。

    三笘の1ミリが日本の運命を変えた奇跡なら、イトウの9ミリは鋼鉄の壁すら無効化した「野生の執念」の奇跡です。

    というか、そもそもテナガザルって運動神経の塊なんですけど、まさかそんなミリ単位の精密コントロールまでワールドクラスだったとは誰が想像したでしょうか。34歳(人間なら大ベテランの域)にしてそのバイタリティ。頭が下がります。

    テレビの前でワールドカップの激戦を観ながら、ふと「でも、イトウは9ミリの穴を通したんだよな……」と思うと、なんだか人間の限界なんてちっぽけなものに思えてきます。